お客様より寄せられるよくある質問を掲載しております。
A:スーパークリーンZの成分表の内、公開できるのは界面活性剤についてのみです。「洗剤」と称する場合、「家庭用品品質表示法」で界面活性剤の種類と含有量を表示しなければならないと義務付けられています。
その他の成分については、表示する事は免除されています。これは、以前、ABS(アルキルベンゼンスルホン酸塩)を使用した洗剤が、河川や湖沼を汚染したことから決まったと聞いておりますが、定かではありません。
また、成分を明らかにすることは企業秘密を漏らすことになり、開発者の権利が侵害されるとの配慮もあるそうです。
よって、本剤については主成分としての界面活性剤についてのみお知らせいたします。
(主成分解説参照)
A:ご要望の希釈液をお出しすることは可能です。しかし、現在販売している濃縮タイプに比べてかなり割高になります。一つの提案として、20Lのタンクで10倍の希釈洗浄剤を作り、これをポリ容器に移してご使用になる方法もございます。
保存期間は、長期間の保存により、一斗缶が錆付き、液が茶色く変色する事があります。
また、錆による破損も考えられますので、乾燥した冷暗所に保管し、一年以内に使い切るようにお願いします。
本剤は水系のため、0℃以下で凍結しますので、寒冷地の冬期の保存はご注意ください。
A:全くの無害です。一般的な油流出では100倍〜200倍に希釈することで油紋を消すことができます。この場合、生分解性が97%程度ですので全く問題ありません。
A:「加水分散」とは、水を流入し続けること(希釈)で微細化した油同士の距離が離れ、再凝集しにくくすることです。静置した状態では、水の流入がありませんので時間経過と共に微細化した油が浮上してしまいます。これに対して、流水による加水分散を行なった場合、微細化された油は水が流入し続けることにより、流れ出る水と共に排出されます。微細化した油が河川に放流されれば、更に粒子間距離が広がり、再凝集しにくくなるので、微生物が分解しやすい状態になるのです。
A:休暇剤は石油生成品で水と反応し乳化することにより白濁現象を引き起こしますが、本剤は水系であるため、白濁現象は無く、油分を微細化し分散させることにより処理するもので、「乳化」に対して『分散』ということになります。
乳化剤は石油生成品であるため、舗装や塗装面を炒めますが、本剤は中性水系であるため問題なく使用できます。
A:現在、高速道路での事故処理対策として本剤が使用されています。各管理事務所での備蓄量に差はあるものの、10〜30缶程度のようです。現物返済という形で原因者と保険会社の名義で購入の上、各日本高速道路㈱管理事務所に発送する場合と、日本高速道路各社が直接購入する場合など管理事務所によって取扱いは違います。
従来の乳化剤は石油生成品のため、消防法上の備蓄は限られるので届出をしなければなりませんが、本剤は水系ですので備蓄量の制限や届出の必要はありません。
硝酸 | 硝酸の希釈倍率が低い場合は混ぜた時、わずかに反応熱が出ます。希釈倍率が高い場合は、ほとんど影響はありません。 |
クローム溶液 | スーパークリーンZは金属イオンの影響を受けません。クローム溶液に混ぜても、洗浄効果に影響はありません。 |
第2石油類 | 第2石油類を混ぜても、洗浄効果に影響はありません。第3石油類も同様です。 |
水性切削剤 |
スーパークリーンZは、ノルマルヘキサン抽出物質(n-Hex)について大きな洗浄効果と油分子の微細化を促進しますので、全く問題ありません。 |
苛性ソーダ |
苛性ソーダは、水溶性にする際に以下のような反応熱を出します。 水 100:NaOH 3 → 39℃(重量比) 水 100:NaOH 10 → 50℃(重量比) 水 100:NaOH 30 → 82℃(重量比) スーパークリーンZに苛性ソーダを溶解する場合は、重量比で3%までとして下さい。それ以上になると、洗剤成分の分離現象が生じます。スーパークリーンZにはアルカリ成分が配合されておりますので、絶対に混ぜないでください。 |
A:スーパークリーンZを使用すると、配管や側溝・枡などに油分が付着及び固化するのを防ぎますが、静置状態では経過と共に水面に油分が浮上します。この事から、排水経路中の油分離槽を経由して放流してください。
油分離槽での滞留時間が長い場合、浮上油が見られますので、吸着マット(オイルキャッチャーK−50)を槽内に浮かせ、浮上油を吸着回収してください。オイルキャッチャーは、油のみを吸着します。また、竹の繊維で出来ているため、一般廃棄物の可燃物として焼却処分が可能です。
油分離槽を通過した排水が排水処理施設に流入する場合は、その施設の原水水質のキャパシティーを越えないのであれば、生物処理により分解し、沈殿分離槽でのキャリパーバーや曝気槽でのバクテリアに対するショックロード現象も見られません。また、調整槽でのオイルボールの発生も激減されます。
スーパークリーンZそのものの生分解性が優れているので、施設や自然界への影響は極小です。アルカリ成分も他の排水により希釈せれますので、問題はありません。